毛表皮について
キューティクル(毛表皮)について
キューティクルとは毛髪の表面部分を覆っている髪の層のことで、毛表皮とも呼ばれます。キューティクルは電子顕微鏡で見るとちょうど魚のウロコのような構造になっていて、髪の毛がしなやかに曲がるのはこのためです。
健康な髪の毛の場合はそのウロコがきれいに整っていますが、髪の毛の状態が傷んだりするとウロコの形も乱れてしまいます。ですので、キューティクル層の状態で髪の健康が判断できます。
そしてこれはDNAのように一人ひとりが微妙に違う構造をしているため、指紋などと同じように誰の髪の毛であるかを判定することもできるのです。
なおキューティクルは摩擦に弱く、爪を立てたりする強めなシャンプー、過度のブラッシングなど、手荒に扱うことでによって容易に傷つき、剥がれてしまいます。
コルテックス(毛皮質)について
コルテックスは、髪の毛の表面部分を覆っているキューティクルの内側に存在していて、髪の毛全体の約85〜90%を構成している層のことです。繊維状のたんぱく質が主成分ですが、このコルテックスの状態が正常に機能しているかどうかによって、髪の毛の太さや強さなどが変わります。
メラニン色素という髪の色を決定する物質も含んでいて、これによりその人の髪の色が決定されるのです。髪の毛の約1割程度の水分を含んでいて、この水分の量によって髪の弾力性が決まってきます。
ですから、このコルテックス層は髪の性質全体を決定している重要な構成部分といえます。
メデュラ(毛髄質)について
メデュラは髪の毛の中心にある「芯の部分」にあたります。細かな空気を含んでいて、空洞が所々にできている蜂の巣状に積み重なった細胞が存在しています。やわらかいタンパク質と脂質が主成分の不定形の組織であり、太い髪の毛ほどメデュラの部分が多くあります。ですので幼児の髪など細い毛髪には含まれていないようです。
メデュラは脂質の含有量が多いことが分かっていますが、はっきりとした役割はいまだ解明されていません。
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