簿記2級の通信講座おすすめ比較|費用・合格率・学習時間の3軸で選ぶ方法

この記事でわかること

  • 簿記2級の受験料・合格率・学習時間という基本データと、難易度の目安
  • 独学と通信講座はどちらが向くかを、費用と挫折リスクの両面で整理
  • スタディング・フォーサイト・クレアールなど主要6社の費用と特徴を一覧で比較
  • 費用・合格実績・サポートの3軸で、自分に合う講座を絞り込む手順
  • 教育訓練給付金や割引キャンペーンで受講料を抑える方法

結論を先に書きます

簿記2級の通信講座は、費用・合格実績・サポート体制の3軸で選ぶのが失敗しにくい選び方です。価格を最優先するならスタディング、合格実績を重視するならフォーサイト、質問サポートやコストの両立ならクレアールが候補になります。

簿記2級は学習時間の目安が250〜500時間と長く、独学だと途中で手が止まりやすい資格です。だからこそ、続けられる仕組みを持つ講座を選ぶことが合格への近道になります。

この記事の要点
  • 簿記2級の合格率は統一試験で15〜30%前後、ネット試験で35〜40%前後と、試験方式で差がある
  • 通信講座の相場は2万〜8万円台と幅広く、価格だけでなく続けやすさで選ぶ
  • 主要6社は低価格型・実績型・サポート型に分かれ、学習スタイルで適性が変わる
  • 講座によっては一般教育訓練給付金(受講料の20%・上限10万円)で実質負担を下げられる

目次

簿記2級の試験概要|受験料・合格率・学習時間

まず簿記2級がどんな試験かを押さえておきましょう。難易度を正しく知ることが、独学か通信講座かの判断材料になります。

日商簿記2級は、商業簿記に加えて工業簿記が出題される点が3級との大きな違いです。原価計算など実務寄りの内容が増え、学習範囲が一気に広がります。

項目内容
試験名日商簿記検定2級
出題範囲商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)
受験料5,500円(税込/ネット試験は別途事務手数料がかかる場合あり)
試験方式統一試験(年3回・6月/11月/2月)+ネット試験(随時受験可)
合格基準100点満点中70点以上
合格率の目安統一試験15〜30%前後/ネット試験35〜40%前後
学習時間の目安約250〜500時間(3級の基礎がある人は短縮可)
受験資格制限なし(3級を飛ばして受験可能)

合格率は試験方式で差が出ます。ネット試験のほうが合格率は高めに出る傾向があり、こまめに受験して合格機会を増やせるのが利点です。

学習時間は3級の知識量で変わります。簿記3級から学ぶ場合は、まず3級の基礎を固めてから2級に進むと負担を分散できます。3級の学び方は簿記3級の独学と通信講座の比較でも整理しています。

簿記2級は独学と通信講座どちらが良い?

結論から言うと、簿記3級に独学で合格できた人は2級も独学を狙えますが、簿記が初めての人や工業簿記でつまずきやすい人は通信講座が無難です。

簿記2級は工業簿記という新しい考え方が入るため、テキストだけでは理解が止まりやすい論点があります。独学は費用を抑えられる反面、つまずいたときに質問できず、そのまま挫折につながりやすいのが弱点です。

  1. 独学が向く人:3級に独学合格済み・自分で計画を立てて続けられる
  2. 通信講座が向く人:簿記が初めて・工業簿記が不安・質問できる環境がほしい
  3. 通学が向く人:強制力がないと続かない・直接質問しながら進めたい

費用の目安は、独学が市販テキスト・問題集で5,000〜1万円程度、通信講座が2万〜8万円台、通学スクールが8万〜15万円程度です。「安さ」だけで独学を選ぶと、挫折コストのほうが高くつくことがあります。

学習スタイルごとの向き不向きは、通信講座と資格スクールの違いの比較もあわせて読むと判断しやすくなります。

簿記2級の通信講座おすすめ6社を比較

ここからは主要6社を、費用・特徴の軸で比較します。価格は単科・セットや時期のキャンペーンで変動するため、最終確認は各公式サイトでお願いします。

主要6社の比較一覧

講座受講料の目安(簿記2級)特徴
スタディング約19,800〜22,000円スマホ完結・低価格帯・スキマ学習向き
フォーサイト約31,800〜37,800円フルカラーテキスト・合格実績を公表
クレアール約30,000〜53,000円質問サポート充実・割引が大きい
キャリカレ約49,000円合格お祝い制度・給付金対象講座あり
ユーキャン約49,000円知名度・教材の読みやすさ・給付金対象
TAC約82,000円〜大手の通学併用・サポート手厚い

  1. スタディング(価格最優先・スマホ学習)
  2. フォーサイト(合格実績重視)
  3. クレアール(サポートと価格の両立)
  4. キャリカレ(お祝い制度・給付金)
  5. ユーキャン(知名度・教材の読みやすさ)
  6. TAC(大手の手厚さ・通学併用)

スタディング|価格最優先・スマホ学習向き

スタディングは簿記2級が約2万円前後と低価格帯で、スマホひとつで講義から問題演習まで完結します。通勤時間などのスキマ学習を積み上げたい人に向きます。

紙のテキストが標準でない点は好みが分かれますが、忙しい社会人が続けやすい設計です。講座の評判はスタディングの評判・口コミで詳しく整理しています。

フォーサイト|合格実績を重視する人向け

フォーサイトはフルカラーのテキストとeラーニングが評価され、簿記2級の合格率を公式に公表しています。実績を数字で確認したい人に安心感があります。

2級・3級のバリューセットも用意され、3級から学ぶ人はまとめて受講するとコストを抑えやすくなります。

クレアール|サポートと価格を両立したい人向け

クレアールは出題範囲を絞る「非常識合格法」と、回数制限のない質問サポートが特徴です。割引が大きく、実質3万円台で受講できる時期もあります。

工業簿記でつまずいたときに質問できる環境がほしい人に向く選択肢です。

キャリカレ|お祝い制度と給付金がある講座

キャリカレは合格時のお祝い制度があり、一般教育訓練給付金の対象となる講座も用意されています。条件を満たせば実質負担を下げられます。

ユーキャン|知名度と読みやすい教材

ユーキャンは知名度が高く、教材の読みやすさに定評があります。給付金対象講座もあり、はじめての資格学習で安心感を求める人に向きます。

TAC|大手の手厚いサポート・通学併用

TACは大手スクールで、通信と通学を組み合わせられます。受講料は高めですが、サポートの手厚さや自習室など学習環境を重視する人に合います。

簿記2級の通信講座の選び方|3つの軸

講座が多くて迷うときは、次の3軸で優先順位を決めると絞り込みやすくなります。

  1. 費用:総額と給付金・割引後の実質負担で比較する
  2. 合格実績:合格率の公表有無や合格者の声を確認する
  3. サポート:質問対応・添削・学習スケジュール管理の有無

3軸すべてで満点の講座は基本的に存在しません。価格を取ればサポートが薄く、サポートを取れば価格が上がる、というトレードオフがあります。

だからこそ「自分がどこで挫折しやすいか」を先に決めるのが大切です。続ける自信がない人はサポート型、続けられる人は低価格型を選ぶと、満足度が上がります。

タイプ重視すべき軸候補
費用を最優先したい費用スタディング
実績を数字で確認したい合格実績フォーサイト
質問しながら進めたいサポートクレアール・TAC
はじめてで安心感がほしいサポート・知名度ユーキャン・キャリカレ

簿記2級の受講料を抑える方法

通信講座は数万円かかるため、使える制度はしっかり活用したいところです。受講料を下げる代表的な方法は2つあります。

教育訓練給付金を使う

一定の条件を満たす人が厚生労働大臣指定の講座を受講・修了すると、一般教育訓練給付金として受講料の20%(上限10万円)が支給されます。簿記2級では、TAC・ユーキャン・フォーサイトなどの一部講座が対象です。

対象かどうかは講座ごとに異なるため、申込前の確認が必須です。制度の使い方は教育訓練給付制度の使い方で手順を解説しています。

割引・セット受講を活用する

各社は期間限定のキャンペーンや、2級・3級のセット割引を用意しています。3級から学ぶ人はセット受講のほうが単科の合計より安くなることが多く、トータルコストを抑えられます。

簿記2級の通信講座が向いている人・向いていない人

最後に、通信講座が向く人と向かない人を整理します。

  • 簿記が初めて、または工業簿記が不安な人:体系立った講義で理解の抜けを防げる
  • 仕事や家事でまとまった時間が取りにくい人:スキマ学習に最適化された講座がある
  • 独学で一度挫折した人:スケジュール管理や質問でつまずきを乗り越えやすい
  • 合格までの最短ルートを示してほしい人:出題傾向に沿ったカリキュラムで遠回りを防げる

  • 簿記3級に独学で合格済みで、自走できる人:市販教材中心の独学でも十分狙える
  • とにかく費用を最小化したい人:独学なら1万円以内に収まる
  • 直接質問しながら通学で進めたい人:通学スクールのほうが満足度が高い

向き不向きは、性格と学習環境で決まります。自分が「どこでつまずくか」を起点に選べば、講座選びで大きく外すことは少なくなります。

よくある質問

簿記2級の通信講座について、相談で多い質問をまとめました。

Q1:簿記2級は3級を飛ばして受験できますか?

受験資格に制限はないため、3級を飛ばして2級から受験することは可能です。ただし2級は3級の知識を前提に進むため、簿記がまったく初めての人は3級の範囲を先に押さえておくと理解がスムーズになります。

Q2:通信講座の相場はどのくらいですか?

簿記2級の通信講座は、おおむね2万〜8万円台が相場です。スマホ完結型の低価格講座は2万円前後、大手スクールの手厚い講座は8万円台と幅があります。給付金や割引を使うと実質負担はさらに下げられます。

Q3:合格までどのくらいの期間が必要ですか?

学習時間の目安は250〜500時間で、1日2時間で約4〜8か月が目安です。3級の基礎がある人や、1日に確保できる時間が多い人は、さらに短縮できます。ネット試験を活用すれば、自分の仕上がりに合わせて受験日を選べます。

Q4:独学と通信講座で合格率は変わりますか?

公的に独学と通信の合格率を比較した統計はありません。ただし通信講座は出題傾向に沿った効率的な学習ができ、質問やスケジュール管理で挫折を防ぎやすい点が強みです。続けられるかどうかが合否を分けやすい資格です。

Q5:教育訓練給付金は誰でも使えますか?

いいえ。雇用保険の加入期間など一定の受給要件を満たす必要があり、対象講座も限られます。在職中なら雇用保険の加入が原則3年以上(初回は1年以上)必要です。詳しい条件は教育訓練給付制度の使い方で確認してください。

まとめ:簿記2級の通信講座は3軸で選ぶ

簿記2級の通信講座選びを、最後に整理します。

この記事のまとめ
  • 簿記2級は学習時間250〜500時間・工業簿記が加わる難易度の上がる試験
  • 3級に独学合格済みなら独学も可、初めて・工業簿記が不安なら通信講座が無難
  • 主要6社は低価格型・実績型・サポート型に分かれる
  • 選び方は費用・合格実績・サポートの3軸で優先順位を決める
  • 教育訓練給付金や割引・セット受講で実質負担を下げられる

簿記2級は途中で手が止まりやすい資格だからこそ、自分が続けられる仕組みを持つ講座を選ぶことが合格への一番の近道です。価格・実績・サポートのどれを優先するかを決めてから、各公式サイトで最新の料金とキャンペーンを確認しましょう。


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免責事項

※本記事は各通信講座・検定試験の公開情報をもとにした整理です。受講料・合格率・試験制度・給付金の要件は変更される場合があります。最終的な受講・申込の判断は各公式サイトおよび厚生労働省等の最新情報をご確認のうえお願いします。


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この記事を書いた人

Hayashiです。人材派遣会社で6年、登録スタッフの方のキャリア相談を担当し、これから資格を取りたいという社会人や主婦の方から、通信講座選びの相談を200件以上受けてきました。教育訓練給付の申請サポートも数多く手がけています。

きっかけは、30代前半で自分も何か資格を取りたいと思い立ったとき、講座の情報が多すぎて選ぶ基準が分からず、途方に暮れた経験です。実際にフォーサイトやユーキャンの教材を取り寄せて比べ、FP3級を取り、宅建にも挑戦しました。

資格選びで損をする人のつまずき方は、だいたい決まっています。人気だけで選んで生活リズムに合わなかった、給付金の対象か確かめず全額自己負担になった、といったケースです。そうした失敗を減らせるよう、費用・合格率・学習スタイルの3つの軸で通信講座を正直に比べています。

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