行政書士の通信講座おすすめ|費用と合格実績で比較する選び方

行政書士の通信講座おすすめは、費用・合格実績・サポートの3軸に「教育訓練給付の対象か」を重ねて選ぶと失敗しません。受講料は約3.5万〜33万円と幅があり、給付金適用後の実質費用で比べるのがコツ。合格率は各社で分母が違う点に注意しつつ選びます。

この記事でわかること

  • 行政書士の通信講座は費用・合格実績・サポート+給付金対象かで選ぶ
  • 受講料は約3.5万〜33万円と幅広く、給付金適用後の実質費用で比較する
  • 合格率は各社で分母(回答者ベース等)が異なるため、横並びの数字だけで決めない
  • 行政書士は社労士・司法書士へのダブルライセンスの起点にしやすい
  • 独学か通信講座かは学習時間の確保と自己管理で判断する

主な出典: 各講座の公式情報(受講料・合格実績・令和7年度)/一般財団法人 行政書士試験研究センター/厚生労働省「教育訓練給付制度」(参照

目次

行政書士の通信講座おすすめの選び方|費用・合格実績・サポートで見る

先に結論です。行政書士の通信講座は、費用・合格実績・サポートの3軸に「教育訓練給付の対象か」を重ねて選ぶと、価格や広告に振り回されずに絞り込めます。

通信講座は各社で価格もサポート範囲も大きく違います。だからこそ「安いから」「合格率が高いと書いてあるから」だけで決めると、自分の学習スタイルに合わずに挫折しがちです。

まずは次の4点を、自分の優先順で並べてみてください。

行政書士の通信講座は実質費用・合格実績・サポート・学習スタイルの4ステップで選び、優先2軸で絞り込む。
図:行政書士の通信講座は費用・合格実績・サポート・学習スタイルで選ぶ

講座選びで見る4つのポイント

  • 費用(実質費用):受講料そのものより、教育訓練給付を引いた後の手出しで比べる
  • 合格実績:合格率や合格者数。ただし後述のとおり算定の分母が各社で違う
  • サポート:質問対応・添削・進捗管理・返金保証の有無。独学が不安なほど重視
  • 教材・学習スタイル:スマホ完結の短時間学習か、テキスト中心のじっくり型か

この4点のうち、自分が優先する2つを先に決めておくと、比較表を見たときに候補が一気に絞れます。たとえば「費用を抑えたい」なら実質費用と学習スタイル、「一発合格を狙う」なら合格実績とサポートが効いてきます。

なお、行政書士そのものの難易度・勉強時間の目安は資格難易度ランキングで確認できます。狙う資格の重さを把握してから講座を選ぶと、必要なサポート量が見えてきます。

行政書士の通信講座を費用と合格実績で比較|主要講座タイプ一覧

先に結論です。主要な行政書士講座は、受講料の安さで選ぶ「低価格型」と、手厚さで選ぶ「フルサポート型」に大きく分かれます。

以下は主要講座の受講料と合格実績の目安です。受講料・合格実績は各社公式の公表値(2026年時点・令和7年度など)で、コースや年度により変わります。合格実績の算定基準(受講生アンケートの回答者ベースか等)は各社で異なるため、数字は「傾向をつかむ入口」として見てください。

主要な行政書士通信講座の費用・合格実績の目安(各社公式・2026年時点)

講座(タイプ)受講料の目安(税込)合格実績(各社公表・年度)特徴
スタディング(低価格)約3.5万〜8万円令和7年度 491名合格(合格率は非公表)スマホ完結・短時間学習向け
フォーサイト(中価格)約6.7万〜10万円合格率 約58.5%(令和7年度・受講生調査)高い教材評価・全額返金保証コストあり
アガルート(中〜高価格)約4.4万〜33万円合格率 約52.59%(令和7年度・受講生調査)合格特典(全額返金等)・講義量が豊富
クレアール(中〜高価格)約12.5万〜25万円非公表「非常識合格法」・範囲を絞る学習法
ユーキャン(中価格)約6.9万円10年累計 2,687名合格知名度・添削中心のオーソドックス型

表を見ると、同じ「おすすめ」でも価格帯とサポート範囲が大きく違うとわかります。行全体で読み、自分の優先2軸に当てはめるのがコツです。

低価格型は約3.5万〜8万円でスマホ完結、フルサポート型は約6.7万〜33万円で返金保証や質問対応が手厚い。
図:行政書士通信講座は低価格型とフルサポート型に大別できる

低価格型は受講料を抑えつつスマホで学べる反面、質問対応や添削が限定的なことがあります。フルサポート型は費用が上がるかわりに、返金保証・質問無制限・カリキュラム管理まで揃うのが強みです。各社の評判や向き不向きの詳細は、商標別の口コミ記事も参考にしながら、まずは価格帯タイプで方向性を決めましょう。

費用は「給付金適用後の実質費用」で見る|行政書士講座と教育訓練給付

先に結論です。行政書士講座の費用は、受講料そのものより教育訓練給付を引いた後の実質費用で比べると、価格差の見え方が変わります。

教育訓練給付には、一般教育訓練(受講料の20%)などの区分があります。行政書士講座では一般教育訓練給付(上限10万円・20%)の指定を受けたコースが用意されているケースがあります。

受講料を確認し、教育訓練給付(20%・上限10万円)の対象かを調べ、受講料から給付金を引いた実質費用で比較する。
図:教育訓練給付を引いた実質費用で行政書士講座を比較する手順

たとえば受講料10万円の講座でも、一般教育訓練の対象なら給付後の実質負担は8万円前後まで下がることがあります。低価格型との差が縮まり、サポートの手厚い講座が現実的な選択肢になる場合もあります。

ただし対象になるのは「指定されたコースを、受給要件を満たして修了した場合」です。講座名やコースによって対象・非対象が分かれる点に注意してください。

対象コースの見分け方は教育訓練給付金の対象講座一覧と見分け方で、申請の流れは教育訓練給付制度の使い方で確認できます。申し込み前に、狙う講座が対象かどうかを必ずチェックしておきたいところです。

合格率の見方に注意|「回答者ベース」と「全国平均」は分母が違う

先に結論です。各社が掲げる合格率は、全国平均の合格率とは分母が違うため、数字をそのまま横並びで比べるのは避けたほうが安全です。

行政書士試験の全国合格率は、例年おおむね10〜15%程度(行政書士試験研究センター公表・受験者ベース)で推移しています。一方、通信講座が掲げる「合格率52%」「58%」といった数字は、受講生アンケートに回答した人を分母にした値であることが多いです。

合格率を読むときの3つの注意点

  • 分母が違う:全国平均は「受験者全体」、各社の高い合格率は「アンケート回答者」など。母集団が違えば比較にならない
  • 回答者の偏り:最後まで学習を続け、合格した人ほど回答しやすい傾向がある
  • 年度・コースで変動:同じ講座でも年度やコースで数字は動く。「約」「〜」で幅を持って読む

合格実績は「その講座で受かった人が一定数いる」ことの目安にはなりますが、自分が受かる確率を約束する数字ではありません。実績は参考にしつつ、教材との相性やサポートの手厚さで最終判断するのが確実です。

行政書士の合格に必要な勉強時間の目安(約600〜1,000時間)や難易度は資格難易度ランキングで整理しています。必要な学習量が見えると、どこまでサポートに頼るべきかも判断しやすくなります。

行政書士→社労士・司法書士のダブルライセンス動線|次の一手で講座を選ぶ

先に結論です。行政書士は、社労士や司法書士へのダブルライセンス(複数資格)の起点にしやすく、次の一手まで見据えると講座選びの軸が定まります。

行政書士単体でも独立・実務に活きますが、隣接する士業と組み合わせると業務の幅が広がります。将来像がある人は、行政書士講座を「入口」として選ぶと学習計画が立てやすくなります。

行政書士を起点に、社労士(行政書士資格で受験資格を満たす)・司法書士(受験資格なし)・宅建士へダブルライセンスを広げる動線。
図:行政書士を起点に社労士・司法書士・宅建士へ広げるダブルライセンス動線

行政書士を起点にした主なダブルライセンス

  • 行政書士 × 社労士:労務・許認可をまとめて扱える。行政書士となる資格を有する人は、社労士試験の受験資格を満たせます(全国社会保険労務士会連合会の定める受験資格の一つ)
  • 行政書士 × 司法書士:登記・相続まわりまで対応可能。司法書士試験は受験資格の制限がなく誰でも受験できます(法務省)
  • 行政書士 × 宅建士:不動産・許認可の相性がよく、実務の入口として狙う人も多い

社労士・司法書士はいずれも行政書士より学習時間が長い難関です。だからこそ、まず行政書士で学習習慣をつくり、次の資格へ進む順番が現実的です。取得順序の考え方は社会人が資格を取る順番で、どの資格が転職・独立に効くかは転職に有利な資格おすすめ10選で確認できます。

独学と通信講座はどちらが向く?|行政書士の学習の進め方

先に結論です。行政書士は独学合格も可能ですが、学習時間の確保と自己管理に不安があるなら通信講座が現実的です。

行政書士は範囲が広く、法令科目の理解に時間がかかります。市販テキストと過去問だけで進める独学は費用を抑えられる反面、疑問点の解消と進捗管理を全部自分で背負うことになります。

通信講座が向いている人・独学が向いている人

  • 通信講座が向く:働きながらで時間が細切れ/法律の学習が初めて/質問先や添削がほしい/挫折した経験がある
  • 独学が向く:学習計画を自分で管理できる/法律系の学習に慣れている/費用を最優先で抑えたい

通信講座は「教材選びと進捗管理を外注できる」のが本質的な価値です。独学と通信で費用や役割がどう違うかは通信講座とスクールの違いを比較もあわせてご覧ください。自分の可処分時間と相談しながら、無理のない進め方を選びましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1:行政書士の通信講座の費用はどれくらいですか?

講座やコースによって幅があります。低価格の通信講座で約3.5万円台から、フルサポート型では20万〜33万円程度まで分かれます(各社公式・2026年時点)。教育訓練給付の対象コースなら、受講料の20%(上限10万円)が支給され実質費用が下がる場合があります。受講料そのものより、給付金適用後の実質費用で比べるのがおすすめです。

Q2:合格率が一番高い通信講座を選べば受かりますか?

必ずしもそうとは限りません。各社が掲げる合格率は受講生アンケートの回答者を分母にした値が多く、全国平均(受験者ベース・例年おおむね10〜15%程度)とは母集団が異なります。数字は参考にしつつ、教材との相性・サポートの手厚さ・続けやすさで選ぶほうが確実です。

Q3:行政書士の通信講座は教育訓練給付の対象になりますか?

対象になるコースがあります。行政書士講座では一般教育訓練給付(受講料の20%・上限10万円)の指定を受けたコースが用意されている場合があります。ただし対象は「指定コースを要件どおり修了した場合」で、講座名で自動的に決まるわけではありません。対象かどうかは対象講座一覧と見分け方で確認してください。

Q4:行政書士を取った後、社労士や司法書士も目指せますか?

目指せます。行政書士となる資格を有する人は社労士試験の受験資格を満たせます(全国社会保険労務士会連合会)。司法書士試験は受験資格の制限がなく誰でも受験できます(法務省)。いずれも行政書士より学習時間が長い難関のため、行政書士で学習習慣をつくってから進む順番が現実的です。

Q5:働きながらでも行政書士の通信講座で合格できますか?

可能です。行政書士は範囲が広く、合格までの勉強時間は約600〜1,000時間が目安とされます。働きながらなら、スマホ完結の短時間学習型や、進捗管理・質問対応のあるコースが向いています。学習時間を確保しにくいほど、独学より通信講座のサポートが効きます。取得の順番や計画は社会人が資格を取る順番も参考になります。

まとめ|行政書士の通信講座は「実質費用」と「次の一手」で選ぶ

この記事の要点
  • 行政書士の通信講座は費用・合格実績・サポート+給付金対象かで選ぶ
  • 受講料は約3.5万〜33万円。給付金適用後の実質費用で比較する
  • 合格率は各社で分母が違うため、数字だけで決めない
  • 行政書士は社労士・司法書士へのダブルライセンスの起点にしやすい
  • 独学か通信かは学習時間の確保と自己管理で判断する

行政書士の通信講座選びは、受講料の安さや広告の合格率だけで決めると後悔しがちです。給付金適用後の実質費用で価格を見直し、合格実績は分母を意識して読み、行政書士の先にある社労士・司法書士まで見据えると、自分に合う一本が絞れます。

まずは優先する2軸を決め、比較表で価格帯タイプを絞り、給付金で実質費用を確かめる。この順番で見ていくと、費用にも数字にも振り回されずに次の一歩を選べます。

免責事項

※本記事は一般的な情報を整理した参考情報です。受講料・合格実績・合格率は各講座および各実施団体の公表値をもとにした2026年時点・令和7年度などの目安で、コース・年度・受験者層により変動します。合格率の算定基準(回答者ベース等)は各社で異なります。最新の料金・実績・試験要項は各講座公式および各実施団体の公式発表でご確認ください。教育訓練給付の対象・支給要件は制度改正や講座の指定状況で変わるため、個別の申請はハローワーク・各講座事務局など専門窓口にご相談ください。

参考・出典

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この記事を書いた人

Hayashiです。人材派遣会社で6年、登録スタッフの方のキャリア相談を担当し、これから資格を取りたいという社会人や主婦の方から、通信講座選びの相談を200件以上受けてきました。教育訓練給付の申請サポートも数多く手がけています。

きっかけは、30代前半で自分も何か資格を取りたいと思い立ったとき、講座の情報が多すぎて選ぶ基準が分からず、途方に暮れた経験です。実際にフォーサイトやユーキャンの教材を取り寄せて比べ、FP3級を取り、宅建にも挑戦しました。

資格選びで損をする人のつまずき方は、だいたい決まっています。人気だけで選んで生活リズムに合わなかった、給付金の対象か確かめず全額自己負担になった、といったケースです。そうした失敗を減らせるよう、費用・合格率・学習スタイルの3つの軸で通信講座を正直に比べています。

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